環境報告書賞 サステナビリティ報告書賞

 1998年、東洋経済新報社とグリーンリポーティング・フォーラムは、共催により優秀な環境報告書を表彰する環境報告書表彰制度〜Green Reporting Award〜を創設いたしました。

 ISO14001の発行もあり、多くの企業で環境マネジメントシステムや環境監査を導入、運用するようになりました。近年、そうした運用の結果としての環境パフォーマンス(実績やデータ)の改善度を正確に情報公開するツールとして環境報告書に注目が集まり、産業界の中でも環境報告書を発行する気運が高まりつつあります。

 諸外国では優秀な環境報告書を表彰する制度が90年代初めから始まっており、環境報告書の向上に実績をあげています。そこで、わが国における企業の環境情報開示に対する認識を高め、環境報告書が質量ともに充実することを願って、表彰制度を創設したものです。これまで、第1回環境報告書賞には初回にも関わらず47点もの応募をいただき、昨年は初回を大きく上回る73点、第3回環境報告書賞には100点にまで応募数が増えており、環境報告書に対する関心の高まりを実感している次第です。

 私どもの表彰制度によって、企業の社会的な信頼性が増し、持続可能な社会に向けた市民と企業との対話を促進する一助となれば幸いです。

 「第三回環境報告書賞」審査結果、選考委員による講評、受賞企業による「受賞のことば」などが『週刊東洋経済』2000年4月29日号128ページ〜132ページに掲載されていますので併せてご覧ください。