ヒューマンイノベション・フォーラム リポート グローバル新時代に向けた「人と組織」の新しいかたち

制作・東洋経済広告企画制作部
特別講演Ⅱ ―ローソンの「成長のための人財育成」
ローソン代表取締役CEO 新浪剛史氏

 特別講演Ⅱでは、ローソン代表取締役社長CEOの新浪剛史氏による講演「成長のための人財育成」が行われた。

 新浪氏は「人財は見えざる資産であり、経営者を評価する最も重要な指標」と断言する。コンビニ業界は 飽和状態となった2000年を境に、「新しいモデルの必要性」が求められた。その大変化を乗り越えるには、プロダクトアウトからマーケットイン(お客様視点)への再転換が必要だったという。

 地域ごとに何が求められているか判断し、お客様の近くで素早く対応できる人材を育成するために「自分で考える社員をつくる」。それがローソンの人材育成である。人材とは、今すぐにできるものではない。まず社員に「考えさせる」そして「失敗しても、考えたことを社員にやらせてみる」ことで、その経験が徐々に実を結んでいくという。 「ローソン大学」の名の下、さまざまな研修を行っているローソンだが、研修はあくまで現場での実践あってこそ意味を持つと新浪氏は語る。

  景気低迷下でも業績堅調な企業には、絶対に「自分で考える社員」の存在がある。新浪氏は成長意欲ある社員の育成のために、社員がトップにコミットできる環境をつくり、自ら現場に足を運んで「なぜ、考えることができたのか?」と社員に尋ねるという。そうした人材育成が実を結び、「プレミアムロールケーキ」などの大ヒット商品を次々と生み出しているのだ。

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