制作*東洋経済広告局企画制作部

戦略的ビジネス・プロセス・アウトソーシング(BPO)ベストパートナーズガイド

戦略的アウトソーシング再考
戦略的アウトソーシングモデル  筆者はアウトソーシングの進化形モデルとして「戦略的アウトソーシング」を提唱してきた。左図でまとめたものが、このモデルである。

 この図にある、戦略的アウトソーシングでは、アウトソーサーが業務を企画・提案し、それをユーザーが運用するというところに特色があり、BPOの活動そのものは、このいわば戦略的アウトソーシングの具体的な活動にほかならない。BPOモデルが今後日本で根付くかどうか、活用されるかどうかは、ユーザーが自社の業務プロセスに関し、ベンダーが提案・企画したビジネス・プロセスのパッケージを活用するかどうか、そしてベンダー自体が、ユーザーの変化し続けるニーズに応えられるよう、企画・提案業務を進化させることができるかどうかにかかっているといえよう。

 これにはどうしても、中長期的なビジネス・プロセス全般においての経営の在り方が問われるようになってくるだろう。短期的なコストダウンのためのBPO活用というよりは、経営的な視点をもって、自社の間接部門のビジネス・プロセス全体をどう、再構築するかという経営方針の確立が必要不可欠といえる。

 そしてベンダー自身も、このユーザーの経営判断に対応する、価値創造を伴うビジネス・プロセスパッケージの開発が必要不可欠であり、そのためには、それを可能とするプロフェッショナル集団の獲得・活用・能力開発、そしてリテインという一連の人事・教育のしっかりとした施策の確立が重要となろう。

これからのBPOの展開
 しかし、いま現実に何がグローバルマーケットで進行しているのであろうか。ユーザー企業のグローバル化が加速化し、ユーザー企業のM&Aや、再編が予測を超えるスピードで進展している。最近でもビール業界をはじめとするグローバルM&Aの動きなどは多くの識者の記憶に残っていよう。

 人材の流動化も当たり前の時代に入り、間接部門経費(SGA)の見直しや、間接部門の新たな価値創造が経営陣から強く要請されるなかで、外部資源の活用視点が大きく変わってきている。グローバルな業務展開に力があり、ネットワーク力を持ち、コンサル・提案能力を有したBPOベンダーが今まで以上にユーザーから必要とされる時代となっている。

 このような状況のもと、今後は国内ベンダーとグローバルベンダーの熾烈な競争が繰り返されていくであろう。そして、この熾烈な競争と同時に、国内ベンダー間の積極的な業務提携とM&Aによる再編が必至という見方も存在している。また国内にとどまらず、グローバルベンダーとの提携・M&Aなどの動きも顕在化してこよう。今、ユーザー企業のグローバルビジネス支援に対して、ユーザー側から国内ベンダーに対し、グローバルベンダーとの業務提携の可能性を打診されたり、期待されたりという状況すら存在している。このような動きのなかで、グローバル事業展開に対するビジョンを持ち、具体的なアクションを素早く実践するという状況打開の力をもった企業を中心として、BPO業界の再編が起こってくる可能性は大であろう。
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NOC日本アウトソーシング
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