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ゲーム理論の先駆者として有名なクレプス教授による、スタンフォード大学MBAコースの講義をもとに作られた教科書。フォード、GM、トヨタ、ボーイング、エアバス、P&Gなどのケーススタディをふんだんに用いながら、マネージャーにとって本当に役立つミクロ経済学を、基礎から最もホットなテーマまで学ぶ。
第II巻では、不確実性、情報、インセンティブ、ゲームといった、1970年代以降のミクロ経済理論の急速な発展を反映した内容となっている。まず、不確実性下の人々の意思決定と、リスク・シェアリングやリスク分散の機能を担う株式市場や保険市場の役割が説明される(第1〜3章)。続いて、情報の非対称性のもとで起こる逆選択やシグナリングおよびスクリーニング(第4章)、さらにはリスク・シェアリングとインセンティブのあいだのトレードオフが説明される(第5章)。第II巻の後半の核心はゲーム理論とその応用で、マイケル・ポーターの5つの競争要因とゲームの理論を学ぶ意義(第6章)、および非協力ゲームの基本的な事柄がわかりやすく説明され(第7章)、それらを踏まえた理論(フォーク定理)が経済主体間の協調(互恵関係)や共謀、さらには、信認や評判といった無形資産の問題に応用される(第8章、9章)。さらにこれまでの議論を総括する意味で、取引費用の概念を用いて「そもそも企業とは何か」を考え(第10章)、複雑な状況での人間(経済主体)行動のより精緻な理解のためには社会学や社会心理学など他の社会科学の知見をも補完しなければならないこと、そしてこれらの他分野との総合化によってミクロ経済学がますます強力な分析手法になることが論じられる(第11章)。
以下では、本書を読み進めていくうえで必要なExcelのスプレッドシート、および各章末にある練習問題のヒントおよび解答(各章の担当訳者がStudent’s Companionを参考にしながら執筆)を掲載してある。
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なお、原著を2巻に分けたため、原著の章番号、図表番号がずれていますのでご注意ください (例: 原著第15章 →第II巻第1章; CHAP15.1 → CHAP1-1)。
第1章 リスク回避と期待効用
第2章 期待効用モデルの有効性
第3章 リスク・シェアリングとリスク分散:証券市場と保険市場
PROBLEM3-1.xls
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第3章解答[PDF:731KB]
第4章 シグナリングとスクリーニング
第5章 インセンティブ
第7章 非協力ゲーム
第8章 協調と共謀
第9章 信認と評判