不良債権処理 先送りの合理性
邦銀および当局の行動についての検証
塚崎 公義著
ISBN:978-4-492-65443-9
旧ISBN:4-492-65443-7
サイズ:A5判 上製:176頁 C3033
発行日:2011年6月16日
価格:¥3,990(税込)
不良債権処理の先送りは、結果として日本経済を急落の危機から救った。日本の不良債権処理の合理性について、住宅バブル崩壊後の米国と比較しながら明らかにしていく。
第1章 不良債権処理 先送りの合理性 第2章 検査・考査の不良債権への影響(金融危機時) 第3章 検査・考査の不良債権への影響(金融危機後) 第4章 不良債権が銀行の効率性に及ぼす影響 第5章 銀行員に対するアンケート結果
不良債権先送りは間違っていなかった!
バブルは、1980年代後半の日本で生じた後も、1990年代後半の米国のITバブル、2000年代央の米国の住宅バブルの発生など、決して稀有な事例とは言えなくなっている。
それらのバブルが崩壊した後、例えば1990年代の邦銀は不良債権処理を先送りしてきたと言われている。当局も、これを容認あるいは黙認してきたと言われている。
その理由は、研究者の間では、銀行経営者などの保身にあるとの説が有力である。また、不良債権処理の先送りが日本経済の低迷を長引かせたとの説も有力である。しかし、不良債権処理を先送りしなかった場合と比較して、先送りの影響が論じられたことはなかった。
本書では、マクロ経済に対する不良債権の影響について、豊富なデータを用いた分析・検証を行い、不良債権処理の先送りは、結果として日本経済を急落の危機から救ったことを明らかにする。また日本の不良債権処理先送りが合理的であったことが、住宅バブル崩壊後の米国との比較によって明らかにされる。
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