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セカンドライフは「資本主義経済」ではなくなった

 セカンドライフを運営する米国リンデンラボ社は1月8日(米国時間)、公式ブログにおいて、政府から正式な認可を得ていない銀行など金融機関をセカンドライフ内で運営することを禁じる新しい方針「New Policy Regarding In-World “Banks”」を発表した。

 具体的には1月22日以降、利子や投資利益を与える行為を禁止するというもの(ただし現実世界においてライセンスを持っている金融機関を除く)。セカンドライフ内に仮想株式取引所を運営しているような会社、リンデンドルの預金サービスなどを行っている会社が影響を受ける。

 昨年夏にはギャンブル行為が禁じられたが、自由な金融活動もダメ、となれば、セカンドライフの自由度は大きく削がれる。今回のポリシーは、インワールドにおけるリンデンドルの自由な流通が禁止されたに等しく、現実世界に例えるならば、資本主義経済、自由主義経済ではなくなった、といってもいいだろう。

 もちろん、現実世界においてライセンスを持つ銀行や取引所は活動が許されるため、完全に利子、投資利益という概念がなくなるわけではない。しかし、確実に言えることがある。セカンドライフから不動産王=アンシェ・チュンは生まれたが、金融王の物語は生まれない、ということだ。

 リンデンラボは、、もともとセカンドライフを「シンプルなポリシーを守れば何でも自由にやれる世界」と位置付けていた。にも関わらず、ユーザーを詐欺行為の被害から守ることのほうが重大、と優先順位をつけ、規制強化に踏み込んだ。規模の拡大とともに、セカンドライフは変質せざるをえなくなっているということなのだろう。

 公式ブログを日本語訳した文書はこちらをご覧ください。

投稿者: Nihonbashi Writer 日時: 2008年01月11日 02:40 | | 最新ニュース

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