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【株式・大引け】高値引けで取引終了、中国株式市場の下げ渋り好感 - 10/03/11 | 16:22

 11日の東京株式市場は好反発。日経平均株価の終値は、前日終値比101円03銭高の1万0664円95銭で、終値で1万0600円台をつけたのは今年の1月21日以来となる。TOPIXも同7.94ポイント高の930.38と、前引けより若干上昇した。後場の取引開始後に日経平均は同25円まで急速に上げ渋ったが、すぐに持ち直し、大引け前は一段高の展開で高値引けした。1ドル90円台前半の円高に傾いた為替が90円半ばに戻したこと、中国株式相場が下げ幅を縮小させたことが見直しのきっかけで、前場の戻り歩調が持続中であることを確認する相場付きとなった。

 東証1部の出来高は概算で18億2879万株と前日比13%増え、売買代金は1兆1548億円と前日比7.7%増えた。「明日のメジャーSQは波乱は起きないだろう」との市場関係者の声も安心感につながって、後場の現物株取引はボリュームが膨らんだ。 

 本日の東京市場は、日経平均の前引けが同94円24銭高で、前日の米国株式市場の小じっかりとした値動きを受けた上昇トレンドを継続。ただ昼休みのバスケット取引は売り買い均衡で、後場に入ると中国現物株の上海とハンセンの下げ基調も伝わり、利益確定売りが出た。日経平均は12時59分ごろに最安値1万0588円(前日比25円安)まで上げ渋る場面がみられ、一時は相場の弱さを悲観するムードが漂った。

 だが、前日が小幅反落でとどまったように地合いは悪くないこと、外国人投資家によるハイテクや電機株への物色欲が旺盛なこと、短期の値動きを示す25日移動平均線と日足チャートの位置が「マドをあけたまま上値で遊んで4日間が経過し、経験則では7日目から11日目の間に上放れする」(市場関係者)といった買い安心材料が見直されて、先物筋も上げ相場への見方を優先したもようだ。
 

 東証1部の値上がり銘柄1280に対し、値下がりは281、変わらずは104。業種別では東証33業種中上昇は28業種。上昇率トップはその他金融の1.87%で、小売り、不動産、精密、機械、海運がそれに続いた。下落率トップはゴムの0.69%で、それに鉄鋼、石油、繊維、空運が続いた。相場は、大幅上昇する業種がない半面、大幅下落する業種もない。依然として方向感の定まりにくい相場環境の中で、割高な銘柄群と割安な銘柄群を入れ替える「リターンリバーサル」の投資手法が主流になっていることを映し出している。

 個別銘柄では、中国関連株の動向が注目された。消費者物価指数が市場予想より強めだったことで中国が金融引き締めに動くとの一部観測が流れた。上海総合指数をはじめアジア株が全般に大幅安で取引が始まったことで、日立建機やコマツといった中国での販売シェアが高い大手建機株などが反落。それでも、アジア株の下げ幅が縮小するにつれて、建機株は買い戻されて、結局2日続伸で取引を終えた。同じく資生堂も大引けにかけて買い戻されて前日と同じ終値だった。また、大型株を避けて中小型株を物色する個人投資家とみられる動きも目立った。マグロ養殖に関連づけたホウスイが前日比18%上昇、東都水産、日東製網も急伸した。第一中央汽船、ラウンドワン、明治海運、日立造船なども材料を手掛かりに人気を集めた。

 明日は、株式先物と株価指数オプションの両取引の最終決済を行う3カ月に1度のメジャーSQ(特別清算指数算出日)のため、出来高は通常取引日より増える。ただ、精算値より高い値段で取引が展開されない場合は、相場の先行きへの弱気ムードが高まって、先物主導で現物株にも利益確定売りが膨らみやすい。しかし、3月に入って外国人投資家の6営業日連続の買い越しに代表される需給の改善が支えとなり、悪材料をこなしてきた経緯がある。よって「押し目は絶好の買い場」(市場関係者)との判断が優先され、本日と同じような好地合いが展開されるとみたい。

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