【海運市況】バルチック海運指数は3日続伸 - 10/02/09 | 10:26
英国時間2月8日のバルチック海運指数(BDI。脚注参照)は、7ポイントアップの2722で3日続伸した。
BDIの年初来の最高は1月15日の3299、昨年初来の最高は2009年11月19日の4661、一昨年初来では08年5月20日の1万1793(指数を作成し始めた1985年以来の史上最高値)。年初来の最低は2月3日の2673、昨年初来の最低は09年1月5日の772。一昨年初来の最低は08年12月5日の663。09年4月1日からの期中平均は2982。
英国時間 BDI 前営業日比
1月 4日 3140 +140
同 5日 3270 +130 ←2日続伸
同 6日 3259 ▲11
同 7日 3149 ▲110
同 8日 3140 ▲9 ←3日続落
同11日 3148 +8
同12日 3160 +12
同13日 3175 +15
同14日 3235 +60
同15日 3299 +64 ←5日続伸
同18日 3295 ▲4
同19日 3208 ▲87
同20日 3158 ▲50 ←3日続落
同21日 3170 +12
同22日 3204 +34
同25日 3223 +19 ←3日続伸
同26日 3205 ▲18
同27日 3118 ▲87
同28日 2963 ▲155
同29日 2848 ▲115
2月 1日 2745 ▲103
同 2日 2691 ▲54
同 3日 2673 ▲18 ←7日続落
同 4日 2685 +12
同 5日 2715 +30
同 8日 2722 +7 ←3日続伸
BDIを構成するスポット運賃(=1日当たりの用船料)のうち、BDIに与える影響が大きい大型船のケープサイズは、662ドル高の3万2551ドルで4日続伸。ケープサイズの年初来最高は1月5日の4万2722ドル、年初来最低は2月2日に記録した2万9872ドル。
1月 4日 3万9978ドル +2787ドル
同 5日 4万2722ドル +2744ドル
同 6日 4万0606ドル ▲2116ドル
同 7日 3万5523ドル ▲5083ドル
同 8日 3万4390ドル ▲1133ドル
同11日 3万4195ドル ▲195ドル
同12日 3万4563ドル +368ドル
同13日 3万5931ドル +1368ドル
同14日 3万9221ドル +3290ドル
同15日 4万2242ドル +3021ドル
同18日 4万2632ドル +390ドル
同19日 4万0141ドル ▲2491ドル
同20日 3万8788ドル ▲1353ドル
同21日 3万9372ドル +584ドル
同22日 4万0307ドル +935ドル
同25日 4万0856ドル +549ドル
同26日 4万0711ドル ▲145ドル
同27日 3万8741ドル ▲1970ドル
同28日 3万4795ドル ▲3946ドル
同29日 3万2182ドル ▲2613ドル
2月 1日 3万0123ドル ▲2059ドル
同 2日 2万9872ドル ▲251ドル
同 3日 3万0013ドル +141ドル
同 4日 3万0707ドル +694ドル
同 5日 3万1889ドル +1182ドル
同 8日 3万2551ドル +662ドル
ケープサイズの年初来平均は3万6656ドルで、大手3社の2010年1〜3月期想定を3344ドル下回っている。このままケープサイズの低迷が続けば、1〜3月期の業績は各社の計画を下回る懸念がある。4月1日からの平均は4万7848ドルで、大手3社の今10年3月期通期の想定をやや上回っている。
ケープサイズ 1〜3月期想定 通期想定
日本郵船 4.00万ドル 4.66万ドル
商船三井 4.00万ドル 4.67万ドル
川崎汽船 4.00万ドル 4.50万ドル
(注)日本郵船、商船三井は4航路平均、川崎汽船は太平洋ラウンド
中型船のパナマックスは、5ドル高の2万5282ドルで3日続伸。年初来の平均は2万9480ドルで、日本郵船と川崎汽船の1〜3月期の想定を4480ドル、商船三井の同想定を2480ドル上回っている。4月1日からの平均は2万3352ドルで、日本郵船と川崎汽船の想定を1852ドル上回る一方、商船三井の想定を248ドル下回っている。中小型船のスーパーマックスは155ドル安の2万2385ドルで17日続落。
パナマックス 1〜3月期想定 通期想定
日本郵船 2.50万ドル 2.15万ドル
商船三井 2.70万ドル 2.36万ドル
川崎汽船 2.50万ドル 2.15万ドル
(注)日本郵船、川崎汽船は太平洋ラウンド、商船三井は4航路平均
ケープサイズをパナマックスで割った“C/P比率”は、1.29倍で前日よりも0.03改善。目安である2倍を大きく下回っているのは、オーストラリアから中国やインドへの旺盛な石炭積み出しにパナマックスが多く使われているためと見られる。
ケープサイズは下期に大量竣工(上期40隻に対して下期80隻)を迎えているほか、1月〜4月は鉄鉱石価格の見直し時期に当たる。リオティントやヴァーレなど鉄鉱石採掘大手と、宝山鋼鉄を筆頭とした中国の鉄鋼メーカーら鉄鉱石の需要家との虚々実々の駆け引きも絡み、この交渉がケープサイズの運賃相場にも影響する。ケープサイズ運賃が実需から乖離することがある。
BDIは、昨年3月から4月頭にかけて21連敗で一昨年初来の最長連敗記録を更新した後、同4月末から6月頭にかけて23連勝で、一昨年初来の最長連勝記録を更新した。8月にかけて半値まで下げたが、その後に反転。11月に入って一段と騰勢を強め昨年初来高値をつけたが、下旬に下げに転じた。
年初来では13勝13敗と勝ち負け均衡。昨年初来では145勝130敗。
08年12月18日〜09年1月5日 ●7連敗←(772※年初来最低)
1月6日〜 同14日 ○7連騰
同15日〜 同19日 ●3連敗
同20日〜2月11日 ○17連騰…(872→2055)
2月12日〜 同16日 ●3連敗
同17日〜 同20日 ○4連騰
同23日〜 同26日 ●4連敗
同27日〜3月10日 ○8連勝
3月11日〜4月 8日 ●21連敗←最長連敗(2271→1463)
4月 9日〜 同23日 ○9連騰
同24日〜 同29日 ●4連敗
同30日〜 6月3日 ○23連騰←最長連騰(1786→4291)
6月 4日〜 同10日 ●5連敗
同11日〜 同18日 ○6連騰
同19日〜 同25日 ●5連敗
同26日 変わらず
同29日〜 同30日 ○2連騰
7月 1日〜 同13日 ●9連敗…(3742→2975)
同14日〜 同17日 ○4連騰
同20日〜 同24日 ●5連敗
同27日〜 同29日 ○3連騰
同30日〜8月12日 ●10連敗…(3445→2612)
8月13日〜 同17日 ○3連騰
同18日〜 同25日 ●6連敗
同26日 ○1勝
同27日〜 同28日 ●2連敗
9月 1日 ○1勝
同 2日 ●1敗
同 3日〜 同10日 ○6連騰
同11日〜 同24日 ●10連敗…(2468→2163)
同25日〜 同28日 ○2連騰
同29日 ●1敗
同30日〜10月12日 ○9連騰…(2220→2696)
10月13日〜 同14日 ●2連敗
同15日〜 同26日 ○8連勝・・・(2688→3013)
同27日〜 同28日 ●2連敗
同29日〜11月19日 ○16連勝・・・(3013→4661※昨年初来最高)
11月20日〜12月 1日 ●8連敗・・・(4507→3836)
12月 2日〜 同 4日 ○3連勝
同 7日〜 同23日 ●14連敗・・・(4036→3005)
10年1月4日〜同5日 ○2連勝
同 6日〜 同8日 ●3連敗
同11日〜同15日 ○5連勝
同18日〜同20日 ●3連敗
同21日〜同25日 ○3連勝
同26日〜2月3日 ●7連敗
2月 4日〜 同8日 ○3連勝
(●は下落。○は上昇)
(脚注)BDIは1985年の1年間の平均値を1000とするバラ積み船のスポット運賃の総合指数。英国のバルチック海運取引所が、世界の主要な4航路のスポット運賃相場を船体の大きさ別に聞き取り調査した平均値をベースに算出、平日の英国時間午後1時(サマータイム期間中は日本時間午後9時、それ以外は同10時)に発表している。BDIの史上最高値は2008年5月20日の1万1793。ケープサイズはD/W(デットウェイト。載貨重量)15万トン以上の大型船。パナマックスはパナマ運河を通航できる最大船型でD/W6万〜7万トン級の中型船。スーパーマックスはD/W4.5万〜5.5万トン級の中小型船。
バルチック海運取引所は土日や英国の祝日(バンク・ホリデー。下記参照)、年末年始以外、毎日開所している。
※英国の祝日(バンク・ホリデー)
1 ニュー・イヤーズ・デー(1月1日。ただし1日が土日の場合は振り替え休日あり)
2 グッド・フライデー(聖金曜日、受難日。復活祭=イースターの直前の金曜日。3月20日〜4月23日のうちのいずれかの金曜日)
3 イースター・マンデー(復活祭の翌月曜日。3月23日〜4月26日のうちのいずれかの月曜日)
4 5月の第1月曜日(5月祭)
5 5月の最終月曜日(ホイット・マンデー。聖霊降臨祭の翌日)
6 8月の最終月曜日
7 クリスマス・デー(12月25日。25日が土日なら翌週の平日)
8 ボクシング・デー(12月26日。26日が土日なら翌週の平日)
(山田 雄一郎=東洋経済オンライン)
BDIの年初来の最高は1月15日の3299、昨年初来の最高は2009年11月19日の4661、一昨年初来では08年5月20日の1万1793(指数を作成し始めた1985年以来の史上最高値)。年初来の最低は2月3日の2673、昨年初来の最低は09年1月5日の772。一昨年初来の最低は08年12月5日の663。09年4月1日からの期中平均は2982。
英国時間 BDI 前営業日比
1月 4日 3140 +140
同 5日 3270 +130 ←2日続伸
同 6日 3259 ▲11
同 7日 3149 ▲110
同 8日 3140 ▲9 ←3日続落
同11日 3148 +8
同12日 3160 +12
同13日 3175 +15
同14日 3235 +60
同15日 3299 +64 ←5日続伸
同18日 3295 ▲4
同19日 3208 ▲87
同20日 3158 ▲50 ←3日続落
同21日 3170 +12
同22日 3204 +34
同25日 3223 +19 ←3日続伸
同26日 3205 ▲18
同27日 3118 ▲87
同28日 2963 ▲155
同29日 2848 ▲115
2月 1日 2745 ▲103
同 2日 2691 ▲54
同 3日 2673 ▲18 ←7日続落
同 4日 2685 +12
同 5日 2715 +30
同 8日 2722 +7 ←3日続伸
BDIを構成するスポット運賃(=1日当たりの用船料)のうち、BDIに与える影響が大きい大型船のケープサイズは、662ドル高の3万2551ドルで4日続伸。ケープサイズの年初来最高は1月5日の4万2722ドル、年初来最低は2月2日に記録した2万9872ドル。
1月 4日 3万9978ドル +2787ドル
同 5日 4万2722ドル +2744ドル
同 6日 4万0606ドル ▲2116ドル
同 7日 3万5523ドル ▲5083ドル
同 8日 3万4390ドル ▲1133ドル
同11日 3万4195ドル ▲195ドル
同12日 3万4563ドル +368ドル
同13日 3万5931ドル +1368ドル
同14日 3万9221ドル +3290ドル
同15日 4万2242ドル +3021ドル
同18日 4万2632ドル +390ドル
同19日 4万0141ドル ▲2491ドル
同20日 3万8788ドル ▲1353ドル
同21日 3万9372ドル +584ドル
同22日 4万0307ドル +935ドル
同25日 4万0856ドル +549ドル
同26日 4万0711ドル ▲145ドル
同27日 3万8741ドル ▲1970ドル
同28日 3万4795ドル ▲3946ドル
同29日 3万2182ドル ▲2613ドル
2月 1日 3万0123ドル ▲2059ドル
同 2日 2万9872ドル ▲251ドル
同 3日 3万0013ドル +141ドル
同 4日 3万0707ドル +694ドル
同 5日 3万1889ドル +1182ドル
同 8日 3万2551ドル +662ドル
ケープサイズの年初来平均は3万6656ドルで、大手3社の2010年1〜3月期想定を3344ドル下回っている。このままケープサイズの低迷が続けば、1〜3月期の業績は各社の計画を下回る懸念がある。4月1日からの平均は4万7848ドルで、大手3社の今10年3月期通期の想定をやや上回っている。
ケープサイズ 1〜3月期想定 通期想定
日本郵船 4.00万ドル 4.66万ドル
商船三井 4.00万ドル 4.67万ドル
川崎汽船 4.00万ドル 4.50万ドル
(注)日本郵船、商船三井は4航路平均、川崎汽船は太平洋ラウンド
中型船のパナマックスは、5ドル高の2万5282ドルで3日続伸。年初来の平均は2万9480ドルで、日本郵船と川崎汽船の1〜3月期の想定を4480ドル、商船三井の同想定を2480ドル上回っている。4月1日からの平均は2万3352ドルで、日本郵船と川崎汽船の想定を1852ドル上回る一方、商船三井の想定を248ドル下回っている。中小型船のスーパーマックスは155ドル安の2万2385ドルで17日続落。
パナマックス 1〜3月期想定 通期想定
日本郵船 2.50万ドル 2.15万ドル
商船三井 2.70万ドル 2.36万ドル
川崎汽船 2.50万ドル 2.15万ドル
(注)日本郵船、川崎汽船は太平洋ラウンド、商船三井は4航路平均
ケープサイズをパナマックスで割った“C/P比率”は、1.29倍で前日よりも0.03改善。目安である2倍を大きく下回っているのは、オーストラリアから中国やインドへの旺盛な石炭積み出しにパナマックスが多く使われているためと見られる。
ケープサイズは下期に大量竣工(上期40隻に対して下期80隻)を迎えているほか、1月〜4月は鉄鉱石価格の見直し時期に当たる。リオティントやヴァーレなど鉄鉱石採掘大手と、宝山鋼鉄を筆頭とした中国の鉄鋼メーカーら鉄鉱石の需要家との虚々実々の駆け引きも絡み、この交渉がケープサイズの運賃相場にも影響する。ケープサイズ運賃が実需から乖離することがある。
BDIは、昨年3月から4月頭にかけて21連敗で一昨年初来の最長連敗記録を更新した後、同4月末から6月頭にかけて23連勝で、一昨年初来の最長連勝記録を更新した。8月にかけて半値まで下げたが、その後に反転。11月に入って一段と騰勢を強め昨年初来高値をつけたが、下旬に下げに転じた。
年初来では13勝13敗と勝ち負け均衡。昨年初来では145勝130敗。
08年12月18日〜09年1月5日 ●7連敗←(772※年初来最低)
1月6日〜 同14日 ○7連騰
同15日〜 同19日 ●3連敗
同20日〜2月11日 ○17連騰…(872→2055)
2月12日〜 同16日 ●3連敗
同17日〜 同20日 ○4連騰
同23日〜 同26日 ●4連敗
同27日〜3月10日 ○8連勝
3月11日〜4月 8日 ●21連敗←最長連敗(2271→1463)
4月 9日〜 同23日 ○9連騰
同24日〜 同29日 ●4連敗
同30日〜 6月3日 ○23連騰←最長連騰(1786→4291)
6月 4日〜 同10日 ●5連敗
同11日〜 同18日 ○6連騰
同19日〜 同25日 ●5連敗
同26日 変わらず
同29日〜 同30日 ○2連騰
7月 1日〜 同13日 ●9連敗…(3742→2975)
同14日〜 同17日 ○4連騰
同20日〜 同24日 ●5連敗
同27日〜 同29日 ○3連騰
同30日〜8月12日 ●10連敗…(3445→2612)
8月13日〜 同17日 ○3連騰
同18日〜 同25日 ●6連敗
同26日 ○1勝
同27日〜 同28日 ●2連敗
9月 1日 ○1勝
同 2日 ●1敗
同 3日〜 同10日 ○6連騰
同11日〜 同24日 ●10連敗…(2468→2163)
同25日〜 同28日 ○2連騰
同29日 ●1敗
同30日〜10月12日 ○9連騰…(2220→2696)
10月13日〜 同14日 ●2連敗
同15日〜 同26日 ○8連勝・・・(2688→3013)
同27日〜 同28日 ●2連敗
同29日〜11月19日 ○16連勝・・・(3013→4661※昨年初来最高)
11月20日〜12月 1日 ●8連敗・・・(4507→3836)
12月 2日〜 同 4日 ○3連勝
同 7日〜 同23日 ●14連敗・・・(4036→3005)
10年1月4日〜同5日 ○2連勝
同 6日〜 同8日 ●3連敗
同11日〜同15日 ○5連勝
同18日〜同20日 ●3連敗
同21日〜同25日 ○3連勝
同26日〜2月3日 ●7連敗
2月 4日〜 同8日 ○3連勝
(●は下落。○は上昇)
(脚注)BDIは1985年の1年間の平均値を1000とするバラ積み船のスポット運賃の総合指数。英国のバルチック海運取引所が、世界の主要な4航路のスポット運賃相場を船体の大きさ別に聞き取り調査した平均値をベースに算出、平日の英国時間午後1時(サマータイム期間中は日本時間午後9時、それ以外は同10時)に発表している。BDIの史上最高値は2008年5月20日の1万1793。ケープサイズはD/W(デットウェイト。載貨重量)15万トン以上の大型船。パナマックスはパナマ運河を通航できる最大船型でD/W6万〜7万トン級の中型船。スーパーマックスはD/W4.5万〜5.5万トン級の中小型船。
バルチック海運取引所は土日や英国の祝日(バンク・ホリデー。下記参照)、年末年始以外、毎日開所している。
※英国の祝日(バンク・ホリデー)
1 ニュー・イヤーズ・デー(1月1日。ただし1日が土日の場合は振り替え休日あり)
2 グッド・フライデー(聖金曜日、受難日。復活祭=イースターの直前の金曜日。3月20日〜4月23日のうちのいずれかの金曜日)
3 イースター・マンデー(復活祭の翌月曜日。3月23日〜4月26日のうちのいずれかの月曜日)
4 5月の第1月曜日(5月祭)
5 5月の最終月曜日(ホイット・マンデー。聖霊降臨祭の翌日)
6 8月の最終月曜日
7 クリスマス・デー(12月25日。25日が土日なら翌週の平日)
8 ボクシング・デー(12月26日。26日が土日なら翌週の平日)
(山田 雄一郎=東洋経済オンライン)
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