【海運市況】バルチック海運指数は3日ぶり下落 - 09/07/02 | 11:45
英国時間7月1日のバルチック海運指数(BDI。脚注参照)は、大型船の下落で前営業日比15ポイントダウンの3742。BDIの年初来最高は6月3日の4291、年初来最低は1月5日の772。昨年初来では、08年5月20日の1万1793が最高(指数を発表し始めた1985年以来の史上最高値でもある)、同12月5日の663が最低(史上最低水準)。4月1日からの期初来平均は2730。
BDI 前営業日比
6月 4日 4093 ▲198
同 5日 3809 ▲284
同 8日 3646 ▲163
同 9日 3518 ▲128
同10日 3452 ▲66 ←5日続落
同11日 3483 +31
同12日 3583 +100
同15日 3763 +180
同16日 3951 +188
同17日 4026 +75
同18日 4073 +47 ←6日続伸
同19日 4070 ▲3
同22日 4029 ▲41
同23日 3874 ▲155
同24日 3751 ▲123
同25日 3703 ▲48 ←5日続落
同26日 3703 ±0
同29日 3734 +31
同30日 3757 +23 ←2日続伸
7月 1日 3742 ▲15
BDIを構成するスポット運賃(=用船料)のうち、大型船のケープサイズ(脚注参照)は1104ドル安の7万9395ドルで、4日ぶり下落。8万ドル台割れは26日以来3日ぶり。中型船のパナマックス(同)は、645ドル高の2万3920ドルで3日続伸。中小型船のスーパーマックス(同)は14ドル高の1万7804ドルで7日ぶり反発。
昨08年に記録した過去最高のケープサイズの1日当たり用船料は20万ドル、同じく08年に記録した過去最低水準のケープの用船料は1日約1000ドル。7万9000ドル台のケープサイズは、日本郵船、商船三井、川崎汽船の大手海運3社の今期想定に較べれば高水準だ。ケープサイズの4月1日からの期初来平均は4万8360ドルと、大手3社のなかで最も高い日本郵船の下期想定すら超えてきている。期初の市況想定が3社中で最も低かった商船三井の通期営業利益計画は800億円だが、足元の水準では200億円以上の上振れ要因となる。
「会社四季報09年3集夏号」では商船三井の営業利益予想を1000億円としているが、そのときに四季報が前提とした海運市況を足元の市況は上回っている。
上期想定 下期想定 通期想定
日本郵船 3万ドル 4.5万ドル 3.75万ドル
商船三井 2.3万ドル 2.8万ドル 2.55万ドル
川崎汽船 3万ドル 3万ドル 3万ドル
BDIは昨年末からの動きを見ると昨年初来の最長連勝記録、最長連敗記録のいずれも更新。年初来では76勝48敗1分け。23連騰の後に小刻みに連敗と連勝を繰り返す方向性の定まらない展開が続いている。上げ一方、下げ一方が多いなか、2連勝止まりは珍しく、昨年来では08年11月5日〜6日以来。
12月18日〜1月5日 ●7連敗 ←年末年始の休場を含む。年初来最低のBDIを1月5日に記録。年初来では2連敗
1月6日〜 同14日 ○7連騰
同15日〜 同19日 ●3連敗
同20日〜2月11日 ○17連騰
2月12日〜2月16日 ●3連敗
同17日〜 同20日 ○4連騰
同23日〜 同26日 ●4連敗
同27日〜3月10日 ○8連勝
3月11日〜4月 8日 ●21連敗 ←昨年来最長の連敗
4月 9日〜 同23日 ○9連騰
同24日〜 同29日 ●4連敗
同30日〜 同 3日 ○23連勝 ←昨年来最長の連騰
6月 4日〜 同10日 ●5連敗
同11日〜 同18日 ○6連勝
同19日〜 同25日 ●5連敗
同26日 変わらず
同29日〜 同30日 ○2連勝
(●は連敗記録。○は連勝記録)
(脚注)BDIは1985年の1年間の平均値を1000とするバラ積み船のスポット運賃の総合指数。英国のバルチック海運取引所が、世界の主要な4航路のスポット運賃相場を船体の大きさ別に聞き取り調査した平均値をベースに算出、平日の英国時間午後1時(サマータイム期間中は日本時間午後9時頃、それ以外は同10時頃)に発表している。BDIの史上最高値は2008年5月20日の1万1793。ケープサイズはD/W(デットウェイト。載貨重量)15万トン以上の大型船。パナマックスはパナマ運河を通航できる最大船型でD/W6万〜7万トン級の中型船。スーパーマックスはD/W4.5万〜5.5万トン級の中小型船。
(山田雄一郎 =東洋経済オンライン)
BDI 前営業日比
6月 4日 4093 ▲198
同 5日 3809 ▲284
同 8日 3646 ▲163
同 9日 3518 ▲128
同10日 3452 ▲66 ←5日続落
同11日 3483 +31
同12日 3583 +100
同15日 3763 +180
同16日 3951 +188
同17日 4026 +75
同18日 4073 +47 ←6日続伸
同19日 4070 ▲3
同22日 4029 ▲41
同23日 3874 ▲155
同24日 3751 ▲123
同25日 3703 ▲48 ←5日続落
同26日 3703 ±0
同29日 3734 +31
同30日 3757 +23 ←2日続伸
7月 1日 3742 ▲15
BDIを構成するスポット運賃(=用船料)のうち、大型船のケープサイズ(脚注参照)は1104ドル安の7万9395ドルで、4日ぶり下落。8万ドル台割れは26日以来3日ぶり。中型船のパナマックス(同)は、645ドル高の2万3920ドルで3日続伸。中小型船のスーパーマックス(同)は14ドル高の1万7804ドルで7日ぶり反発。
昨08年に記録した過去最高のケープサイズの1日当たり用船料は20万ドル、同じく08年に記録した過去最低水準のケープの用船料は1日約1000ドル。7万9000ドル台のケープサイズは、日本郵船、商船三井、川崎汽船の大手海運3社の今期想定に較べれば高水準だ。ケープサイズの4月1日からの期初来平均は4万8360ドルと、大手3社のなかで最も高い日本郵船の下期想定すら超えてきている。期初の市況想定が3社中で最も低かった商船三井の通期営業利益計画は800億円だが、足元の水準では200億円以上の上振れ要因となる。
「会社四季報09年3集夏号」では商船三井の営業利益予想を1000億円としているが、そのときに四季報が前提とした海運市況を足元の市況は上回っている。
上期想定 下期想定 通期想定
日本郵船 3万ドル 4.5万ドル 3.75万ドル
商船三井 2.3万ドル 2.8万ドル 2.55万ドル
川崎汽船 3万ドル 3万ドル 3万ドル
BDIは昨年末からの動きを見ると昨年初来の最長連勝記録、最長連敗記録のいずれも更新。年初来では76勝48敗1分け。23連騰の後に小刻みに連敗と連勝を繰り返す方向性の定まらない展開が続いている。上げ一方、下げ一方が多いなか、2連勝止まりは珍しく、昨年来では08年11月5日〜6日以来。
12月18日〜1月5日 ●7連敗 ←年末年始の休場を含む。年初来最低のBDIを1月5日に記録。年初来では2連敗
1月6日〜 同14日 ○7連騰
同15日〜 同19日 ●3連敗
同20日〜2月11日 ○17連騰
2月12日〜2月16日 ●3連敗
同17日〜 同20日 ○4連騰
同23日〜 同26日 ●4連敗
同27日〜3月10日 ○8連勝
3月11日〜4月 8日 ●21連敗 ←昨年来最長の連敗
4月 9日〜 同23日 ○9連騰
同24日〜 同29日 ●4連敗
同30日〜 同 3日 ○23連勝 ←昨年来最長の連騰
6月 4日〜 同10日 ●5連敗
同11日〜 同18日 ○6連勝
同19日〜 同25日 ●5連敗
同26日 変わらず
同29日〜 同30日 ○2連勝
(●は連敗記録。○は連勝記録)
(脚注)BDIは1985年の1年間の平均値を1000とするバラ積み船のスポット運賃の総合指数。英国のバルチック海運取引所が、世界の主要な4航路のスポット運賃相場を船体の大きさ別に聞き取り調査した平均値をベースに算出、平日の英国時間午後1時(サマータイム期間中は日本時間午後9時頃、それ以外は同10時頃)に発表している。BDIの史上最高値は2008年5月20日の1万1793。ケープサイズはD/W(デットウェイト。載貨重量)15万トン以上の大型船。パナマックスはパナマ運河を通航できる最大船型でD/W6万〜7万トン級の中型船。スーパーマックスはD/W4.5万〜5.5万トン級の中小型船。
(山田雄一郎 =東洋経済オンライン)
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