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年齢とともにポートフォリオの見直し、リスク軽減を(1) - 11/04/22 | 16:18


岡本和久 I-Oウェルス・アドバイザーズ社長


 東日本大震災の復旧作業は困難を極めているようですが、しかし、とにかく少しずつでも前進し続けてほしいものだと願っています。また、被災された方々の苦しみ、悲しみが少しずつでも癒されていくことを祈っています。

 テレビなどで被災地の子どもたちの元気な姿を見ると心が和みます。もちろん、大変な心の傷跡を抱えているのだと思います。でも、子どもたちにはエネルギーがあります。悲しみ、苦しみを抱えつつも、「元気」があります。一方、ご高齢の方の姿を拝見すると本当に「お気の毒だなあ」と思わざるをえません。

 子どもたちは成長したあと、「あのときは大変だった。でも、頑張ってここまで来ることができた」という思いを持つことができます。つまり、彼らには時間があるのです。もちろん一般論にしかすぎませんが、ご高齢の方はその時間が限られています。失ったものを取り戻すだけの時間的余裕が子どもたちよりずっと少ないのです。つくづく、「時間」というものは「エネルギー」であり、「元気」の素なのだと思います。

 同じことが資産運用にも言うことができます。リーマンショックのような「100年に一度」という事態が起こっても、若い方にはそれを取り戻す時間があります。長い期間のうちにマーケットが回復することもあるでしょう。また、自ら働いて穴埋めをすることだってできます。しかし、ご高齢の方は、一度、資産が大きく毀損してしまうと、投資期間が若者ほど長くないので、それを取り戻すことが困難です。しかも、生活のために資産を取り崩していかなければならないのが普通です。働いて穴埋めすることが困難なのです。

 いろいろな議論があるのは承知していますが、資産額が相当、大きくない限り、残りの投資期間が短くなるにつれてポートフォリオ全体のリスクは下げていくべきだと思います。100年に一度というような出来事が起こっても、致命的なダメージを被らない程度にリスク資産をとどめておくことが必要なのです。

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