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先回り買いのチャンス!? 株式投資、意外に知らない2012年問題・10テーマ(1) - 12/02/01 | 00:00



 首都高速道路会社が「1兆円規模の大規模改修に乗り出す方針を固めた」と年初に報道され、橋梁関連銘柄などが急騰したことは記憶に新しい。

 実は、改修が必要なのは首都高速だけではない。全国の高速道路、トンネル、橋梁など、東京オリンピック前に建てられたコンクリート構造物が耐用期限切れに迫られているのだ。

 ほかにも、東京都心部での相次ぐ商業施設開業や、部品供給問題を背景としたエレベーター更新需要、そして、中国で出生率が急上昇する可能性があることなど、2012年は市場を沸かせるテーマが少なくない。

 欧州債務問題や国内景気の鈍さなどを主因に市場低迷局面が当面続くと懸念されるが、こういった「意外に知られていない」特需期待銘柄を先回りして仕込んでおけば、株価上昇局面でガッチリと稼ぐことも可能だろう。

 次ページ以降に、珠玉の10テーマとその内容を掲載。主な関連銘柄もまとめた。投資の際の参考にしていただきたい。

1 ビル竣工ラッシュ 都心部の高層ビル開業で潤う業界とは?

 東京都心部では今年、大型ビルの開業ラッシュを迎える。不動産市況が冷え込む中で供給過剰が懸念されるものの、オフィス家具や事務用品など関連業界には追い風となりそうだ。

 現在、東京駅周辺を中心に地域再開発が進められており、高層ビルの建設が相次いでいる。旧東京中央郵便局や旧富士銀行本店などの跡地には、年内に30階超の巨大ビルが完成する。昨年に比べて、新規供給される床面積は東京23区内だけで12%増える見通し。六本木地区や新橋の旧国鉄所有地の再開発に沸いた03年以来の規模になり、円高・デフレ不況を忘れさせるかのような勢いだ。

 不動産会社にとってめでたいはずの竣工ラッシュだが、吉と出るか凶と出るかは微妙なところ。というのは、都心部の空き室率は10%に迫っており、供給過剰感が強い。そこに集客力の強い大量のオフィス向けスペースが供給されるとあって、競争激化は必至の情勢だ。

 東京駅前などの超優良物件は、大手グループ企業が入居することで賃貸フロアが順調に埋まっていくとみてよい。高層ビルは耐震性が年々向上しており、企業の安全志向もあって一定の需要が見込める点が大きい。半面、銀座や新宿などの一等地の中古物件は防戦に回りそう。テナント流出を食い止めるため、賃料の値下げが広がっていくことも考えられる。「財閥系の不動産会社に、『大幅値引きに応じる代わりに、その条件を口外しないでくれ』と迫られた』」(米国系情報サービス会社)という話も漏れ伝わってくる。


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