出口戦略の先に業績相場への“入口”がある――今後注目すべきは日本企業の素質(1) - 10/02/26 | 12:15

岡本和久 I-Oウェルス・アドバイザーズ社長
「100年に一度」と言われる金融危機のなか、2009年3月をボトムとして世界の株式市場が回復に転じたのは、各国が強力な金融緩和策を取ったからでした。
企業は先行きの不安から大胆な経費削減策を実施し、損益分岐点を下げる努力をしました。つまり、売り上げが伸びなくても何とか生き延びることができる体制を目指したのです。
一方、マーケットは業績低迷が続くなか、金融緩和を支えに回復をしました。これは典型的な金融相場だと言えるでしょう。
ここで、相場の局面とマーケットの方向性の関連についておさらいしましょう。
金利と景気の相互作用によって相場はしばしば4つの局面に分けられます。景気が低迷するなかで低金利が続き、徐々に景気が回復し始めるのが金融相場、景気拡大が続き、金利が徐々に上昇に転ずるのが業績相場、好景気のなか、金融引き締めに向かうのが逆金融相場、そして、景気が後退するなかで金利が低下を始めるのが逆業績相場です。

そして、いま、「出口戦略」が取りざたされる局面に入ってきました。言うまでもなく、「出口戦略」というのは、緊急事態に対処して大幅に緩和した金融を正常状態に戻すこと、つまり、異常事態からの出口のことを意味します。
現在、中国やインド、欧州、米国で起こっていることを見るとそれぞれ、出口のどの辺りにいるのかがわかり非常に興味深いものがあります。
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