就職人気ランキング《10年入社就活前半版》イメージ別ランキング――学生は企業をどうイメージし、就職先をどんな基準で選ぶのか?(1) - 09/01/28 | 06:00 |
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企業が訴求したい魅力と、学生が抱いている魅力は合致しているのか。就職ブランドランキングで、学生が企業に投票する際、どこに魅力を感じたか、その理由を企業規模、商品、社風といった企業の属性に関する魅力「企業価値(=企業イメージ)」と、仕事をしていく場としての魅力「仕事価値(=仕事イメージ)」という二つの観点から回答(各12項目から選択)してもらっている。このランキングは、企業ごとに「企業価値」「仕事価値」の項目の合計を100%とし、項目ごとの企業の得票率をランキングしたものだ。該当項目の得票率が高ければ高いほど、そのイメージを志望者が強く抱いているという見方をしてほしい。各項目のランキング対象は総合ランキング100位以内の企業とした。
・仕事価値別ランキング はこちら
・企業価値別ランキング はこちら
昨年同様1位は「大企業」と「人の役に立つ」会社
「企業価値」で最も支持を集めたのは、今年も「大企業」。調査全体でも21・5%と、これまで同様に断トツの得票率だが、売り手市場を背景とした昨年までと違い、今年は「安定」の同義として選択されたのでないだろうか。選ばれた企業も昨年と変化は少ないが、三井住友銀行の得票率は昨年の34・0%から38・1%にアップするなど、メガバンク3行の存在が目立つ。「商品・サービス・技術が優れている」(14・6%)も昨年とほぼ同様の顔ぶれで、食品・化粧品・スポーツ用品などの身近な商品の企業が並ぶ。上位常連のコーセーは、総合ランキングが100位圏外のため対象外だが、38・4%と依然高い得票率となっている。
企業が最も学生に訴求したい「魅力的な社風」で上位に選ばれたのは、昨年と同じく損害保険ジャパンと第一生命保険。長年積み重ねてきた、社員を前面に出した採用戦略の賜物といえよう。
一方、「仕事価値」はどうか。最多の支持を集めたのは、「人の役に立つ仕事ができる」(15・9%)。トップの国際協力機構(JICA)は、今年も54・1%と、選社理由の過半数を占めた。インフラ系企業などが上位に並ぶ中、損害保険ジャパンが27・6%と高い得票率で、この項目としては初めてランクイン。保険業界の「社会貢献」について、セミナー等でPRしている効果が出ているようだ。企業選択において、「社会貢献」「CSR」は、今後も重要なファクターとなっていくだろう。
次に支持されたのは、「自分の能力が活かせる」(15・3%)。食品・スポーツ用品が多く、「企業価値」における「商品・サービスが優れている」とかなり似た顔ぶれで、選択者は比較的女子学生が多い。「経験・専門知識を身につけられる」は、コンサル・金融・ITが独占。中でもトップのCSKホールディングスは、昨年に引き続き55・2%と断トツだ。半年間の新人研修にグループで10億円近い費用をかけるなど、社員教育にかける時間・予算は他社を圧倒しており、セミナー等を通じて学生にもかなり浸透しているようだ。
「企業価値」「仕事価値」ともに、支持を集めた上位6項目の並びは、昨年とまったく同じであるばかりか、得票率の昨年との差はいずれも1%未満だった。経済環境の変化にもかかわらず、企業選択の基準となる「価値」が固定化してきた感がある。

就職人気ランキング 総合ランキング はこちら
・1〜20位
・21〜100位
・101〜180位
・181〜260位
・261〜300位
・男女別ランキング/文系理系別ランキング はこちら
・業種別ランキング はこちら
・大学別ランキング はこちら
(文化放送キャリアパートナーズ就職情報研究所:夏目孝吉、松岡 仁、木下祐一、平野恵子 週刊東洋経済:宇都宮徹)
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昨年同様1位は「大企業」と「人の役に立つ」会社
「企業価値」で最も支持を集めたのは、今年も「大企業」。調査全体でも21・5%と、これまで同様に断トツの得票率だが、売り手市場を背景とした昨年までと違い、今年は「安定」の同義として選択されたのでないだろうか。選ばれた企業も昨年と変化は少ないが、三井住友銀行の得票率は昨年の34・0%から38・1%にアップするなど、メガバンク3行の存在が目立つ。「商品・サービス・技術が優れている」(14・6%)も昨年とほぼ同様の顔ぶれで、食品・化粧品・スポーツ用品などの身近な商品の企業が並ぶ。上位常連のコーセーは、総合ランキングが100位圏外のため対象外だが、38・4%と依然高い得票率となっている。
企業が最も学生に訴求したい「魅力的な社風」で上位に選ばれたのは、昨年と同じく損害保険ジャパンと第一生命保険。長年積み重ねてきた、社員を前面に出した採用戦略の賜物といえよう。
一方、「仕事価値」はどうか。最多の支持を集めたのは、「人の役に立つ仕事ができる」(15・9%)。トップの国際協力機構(JICA)は、今年も54・1%と、選社理由の過半数を占めた。インフラ系企業などが上位に並ぶ中、損害保険ジャパンが27・6%と高い得票率で、この項目としては初めてランクイン。保険業界の「社会貢献」について、セミナー等でPRしている効果が出ているようだ。企業選択において、「社会貢献」「CSR」は、今後も重要なファクターとなっていくだろう。
次に支持されたのは、「自分の能力が活かせる」(15・3%)。食品・スポーツ用品が多く、「企業価値」における「商品・サービスが優れている」とかなり似た顔ぶれで、選択者は比較的女子学生が多い。「経験・専門知識を身につけられる」は、コンサル・金融・ITが独占。中でもトップのCSKホールディングスは、昨年に引き続き55・2%と断トツだ。半年間の新人研修にグループで10億円近い費用をかけるなど、社員教育にかける時間・予算は他社を圧倒しており、セミナー等を通じて学生にもかなり浸透しているようだ。
「企業価値」「仕事価値」ともに、支持を集めた上位6項目の並びは、昨年とまったく同じであるばかりか、得票率の昨年との差はいずれも1%未満だった。経済環境の変化にもかかわらず、企業選択の基準となる「価値」が固定化してきた感がある。

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