(第9回)新卒技術職・研究職の深刻な「採用」氷河期の到来(3) - 08/06/27 | 10:54 |
![]() [+]画像拡大 |
|---|
実際の理系人材の需要と供給のギャップは次のプロセスで解消されると考えられる
1)理系人材に対する需要量が供給量を超過
2)理系人材の採用コストが急騰
3)理系人材の確保の方法が多様化
a)大学研究室との結びつきの強化
b)理系学生が集まるイベント等への出席
c)理系人材専門の新卒人材紹介を利用
d)海外の理系人材の採用が活発化
4)技術職・研究職、一人一人の力を最大限発揮する環境構築
5)理系人材を「スター」として遇し、表現する企業の増加
6)理系を選択する学生の増加
7)需要と供給のギャップが解消
理系人材の採用コストが急騰することにより、採用の多様化がおきている。今はそのような状況だ。
現在は a)や b)の取り組みを強化している企業が大半だろうが、 c)に取り組み始めた企業もたくさんある。実際に、忙しすぎて就職活動ができず、就職に苦労している理系学生も数多くいる。彼らは限られた時間で効率的に自分に合う会社を見つけたいがために、新卒採用の支援、就職活動の支援をしている企業に相談に行く。やはり、そのときに優先的に学生に紹介するのは、技術者の待遇や技術面で優位性を持っている会社が多くなる。
また、先端技術を扱っている企業は導入に慎重にならざるを得ないが、海外の理系人材の採用に踏み切る会社も出てきている。ここ数年、技術情報の流出事件が頻繁に起きているため、導入には慎重にならざるを得ないだろうが、背に腹がかえられなくなってきているのだ。
そして、企業は 4)に取り組み、それが限界にきたとき、 5)に至る。ようやく進路を理系に決める学生と理系就職を志望する学生が増え始め、需要と供給のギャップは解消される。
21世紀に入り、完全に生産・販売の時代からマーケティングの時代に入った。
マーケティングの時代は市場のニーズを敏感に嗅ぎ取る時代でもあるが、その市場のニーズを満たすのは結局、技術であったり研究開発力であったりする。いわば、技術者や研究者は企業の競争力の源泉なのだ。優秀な競争力の源泉を確保するために、技術者や研究者を求める会社は、会社ぐるみでの改革に取り組まねばならない時期に来ている。
福井信英(ふくい・のぶひで)
慶應義塾大学在籍中にジョブウェブと出会い、インターンシップ生として働き始める。
大学卒業と同時に(株)日本エル・シー・エーに就職。経営コンサルタントとして、学校法人のコンサルティングに取り組んだことをきっかけに、2003年3月に(株)ジョブウェブに転職。
現在、新卒事業部の事業部長として、企業の採用活動のコンサルティングや学生を対象とした各種リサーチ、教育研修コンテンツの作成に取り組む。
1977年生まれ。富山県出身。
1)理系人材に対する需要量が供給量を超過
2)理系人材の採用コストが急騰
3)理系人材の確保の方法が多様化
a)大学研究室との結びつきの強化
b)理系学生が集まるイベント等への出席
c)理系人材専門の新卒人材紹介を利用
d)海外の理系人材の採用が活発化
4)技術職・研究職、一人一人の力を最大限発揮する環境構築
5)理系人材を「スター」として遇し、表現する企業の増加
6)理系を選択する学生の増加
7)需要と供給のギャップが解消
理系人材の採用コストが急騰することにより、採用の多様化がおきている。今はそのような状況だ。
現在は a)や b)の取り組みを強化している企業が大半だろうが、 c)に取り組み始めた企業もたくさんある。実際に、忙しすぎて就職活動ができず、就職に苦労している理系学生も数多くいる。彼らは限られた時間で効率的に自分に合う会社を見つけたいがために、新卒採用の支援、就職活動の支援をしている企業に相談に行く。やはり、そのときに優先的に学生に紹介するのは、技術者の待遇や技術面で優位性を持っている会社が多くなる。
また、先端技術を扱っている企業は導入に慎重にならざるを得ないが、海外の理系人材の採用に踏み切る会社も出てきている。ここ数年、技術情報の流出事件が頻繁に起きているため、導入には慎重にならざるを得ないだろうが、背に腹がかえられなくなってきているのだ。
そして、企業は 4)に取り組み、それが限界にきたとき、 5)に至る。ようやく進路を理系に決める学生と理系就職を志望する学生が増え始め、需要と供給のギャップは解消される。
21世紀に入り、完全に生産・販売の時代からマーケティングの時代に入った。
マーケティングの時代は市場のニーズを敏感に嗅ぎ取る時代でもあるが、その市場のニーズを満たすのは結局、技術であったり研究開発力であったりする。いわば、技術者や研究者は企業の競争力の源泉なのだ。優秀な競争力の源泉を確保するために、技術者や研究者を求める会社は、会社ぐるみでの改革に取り組まねばならない時期に来ている。
福井信英(ふくい・のぶひで)慶應義塾大学在籍中にジョブウェブと出会い、インターンシップ生として働き始める。
大学卒業と同時に(株)日本エル・シー・エーに就職。経営コンサルタントとして、学校法人のコンサルティングに取り組んだことをきっかけに、2003年3月に(株)ジョブウェブに転職。
現在、新卒事業部の事業部長として、企業の採用活動のコンサルティングや学生を対象とした各種リサーチ、教育研修コンテンツの作成に取り組む。
1977年生まれ。富山県出身。
バックナンバー
- 就職活動のルールが変わると、学生時代の学び方はどう変わる?(その2) -10/12/13 | 22:00
- 就職活動のルールが変わると、学生時代の学び方はどう変わる? -10/10/05 | 14:23
- 学生団体に参加する、立ち上げることの素晴らしさ -10/07/28 | 18:30
- 事業戦略の枠組みを人生に生かす -10/04/26 | 08:10
- Twitterを学びに生かす -10/03/08 | 12:01
- 学問は社会に出てから役立つのか -10/02/17 | 12:01
- ネットを通じて学びを深める4ステップ学習法 -10/01/30 | 09:00
- 大学生活でまず最初に学ぶべき学問は何か -10/01/16 | 15:00
- 現状を打破する変革人材の採用・育成のすすめ(後編) -09/07/01 | 17:45
- 現状を打破する変革人材の採用・育成のすすめ(中編) -09/03/14 | 09:01
- 現状を打破する変革人材の採用・育成のすすめ(前編) -08/12/17 | 17:24
- 今、本当に求められている説明会を考察する -08/11/25 | 13:26
- 「質問」のススメ〜ともに学び、高めあうために〜 -08/11/07 | 11:02
- 大学1年から読んでもらいたい!〜究極の自己分析〜 -08/10/17 | 13:18
- 【2010年新卒採用動向】売り手市場の終焉・個へのフォーカスの時代 -08/10/03 | 11:51
- 対策本じゃ身に付かない、「考える力」の鍛え方 -08/09/19 | 15:33
- 戦略から、組織へ、組織から人へ ─ リーダーシップの磨き方 ─ -08/09/04 | 10:20
- 戦略から、組織へ、組織から人へ ─ リーダーシップの重要性 ─ -08/08/22 | 10:21
- 「書く、伝える、人を動かす」エントリーシートの書き方 -08/08/06 | 15:00
- 「採用活動の早期化」なのか「キャリアに対する意識の高まり」なのか -08/07/25 | 15:29
- 「書く、伝える、人を動かす」 エントリーシートの書き方(序章) -08/07/10 | 10:14
- 新卒技術職・研究職の深刻な「採用」氷河期の到来 -08/06/27 | 10:54
- 満足いく学生を1名入社させるために、何人と接触すべきか -08/06/12 | 16:50
- 誰も語らない、新卒採用市場の深刻で根深い問題 -08/05/28 | 16:45
- インターンシップ最前線(学生編)〜インターンシップの本当の価値〜 -08/05/14 | 16:56
- インターンシップ最前線(企業編)〜発展途上、未熟なバブル〜 -08/05/02 | 10:48
- 社会で活躍するために、大学1、2年の時に何を学んだか(後編) -08/04/17 | 15:12
- 社会で活躍するために、大学1、2年の時に何を学んだか(前編) -08/04/16 | 16:36
- 10年後に人気となる業界・企業を選ぶという選択肢は正解か -08/04/02 | 14:52
- モラトリアムを超えていけ! -08/03/14 | 18:46
- キャリアセンター意識調査〜その2 就職支援の課題《採用マルハダカ・最終回》 -11/12/27
- キャリアセンター意識調査〜その1 2013年卒採用の変化《採用マルハダカ》 -11/12/19
- 2012年度新卒採用総括 学生の動き2《採用マルハダカ》 -11/11/07
- 2012年度新卒採用総括 学生の動き1《採用マルハダカ》 -11/10/31
- 2012年度新卒採用総括 企業の動き《採用マルハダカ》 -11/10/24
【東洋経済オススメ情報】
就職四季報















