お酒と清涼飲料の知恵を結集、裾野広がるノンアルコールビール - 09/05/16 | 14:00

ビール風味のノンアルコール飲料「キリンフリー」が好調な売れ行きをみせている。4月上旬の発売から3週間で年間目標(63万ケース)の4割分を販売し、量販店でも品薄となっている。
開発に着手したのは2007年秋。飲酒運転撲滅意識が高まる中、飲食店からの「本当に安心して提供できるものが欲しい」との要望も強かった。従来の低濃度飲料はアルコール分を極力「抑える」発想だが、「キリンフリー」はアルコール発酵する酵母自体を使っていない。従来にない製法でビール特有の重みや爽快感に近づけるため、チューハイの開発チームや清涼飲料のキリンビバレッジも開発に参加。知恵と技術を集めてアルコール「0.00%」のビール風味をつくりあげた。
当初からドライバーの需要は見込んでいたが、東京湾アクアラインの「海ほたるパーキングエリア」では、従来のノンアルコール品の5倍のペースで売れている。さらに、妊産婦や高齢者などアルコールが摂取できない人たちからも思いがけず喜ばれているという。「(通常の)ビール開発ではいかに飲めるシーンを広げるか考えていた。だが、日本では飲めないシーンが増えていると実感した」(キリンビール・新商品開発グループの梶原奈美子氏)。“ビール最盛期”を迎え、ニッチだったノンアルコール飲料の裾野が広がりそうだ。
(倉沢美左 =週刊東洋経済)
- 2060億円――映画の興行収入(2009年)《気になる数字》 -10/03/11
- 快進撃を続ける『モノクロ』、歯に衣着せぬ批評で10万部の月刊誌に -10/03/08
- もはや調味料ではない!? 食べるラー油が新境地開拓 -10/03/04
- 中学受験の準備はいつから? 塾はどう選んだ?――中学受験させた親アンケート【特集・本当に強い!塾・予備校】 -10/03/02
- 58.5%――1人暮らしの女子学生が今後の部屋選びでセキュリティを重視する割合《気になる数字》 -10/03/01
- 2060億円――映画の興行収入(2009年)《気になる数字》 -10/03/11
- 《書評》日本人だけが知らない日本人のうわさ 石井光太著 -10/03/11
- 《書評》「独裁者」との交渉術 明石康著 -10/03/11
- いつの間にかのスリム法・その9 -10/03/10
- 有田和正 その1【全4回】 「教え惜しみ」をしたほうが自分で答えを探って成長する -10/03/10
記事検索
マーケット情報
【PR】























