その先には「世界シェア1位の製品がなければ勝ち残れない」(三菱ケミカルの小林喜光社長)との危機感もある。そこで注力するのが白色LEDやリチウムイオン電池向けの高機能材料。国内2位の住友化学は、汎用の石化事業で安価な原料調達を求め中東に進出したが、三菱ケミカルはあえて別の道を選んだ。
高機能材料を中心に、10年度までに総額2500億円規模をM&Aに準備する。10年春には欧米で白色LED照明器具を販売するなど、材料から最終製品まで手掛ける川下展開を視野に入れる。
脱石化で勝ち残りを狙う三菱ケミカル。その買収戦略が今後の再編の行方を左右しそうだ。
(二階堂遼馬 撮影:吉野純治 =週刊東洋経済)
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