企業戦略

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録

「宝島社」絶好調の理由、女性誌付録だけじゃない!(1) - 10/02/25 | 12:15

 東急田園都市線、溝の口駅。改札を出た女性たちが次々と、カルチャーエージェント文教堂・溝の口南口店に吸い込まれていく。

 今や付録付きが当たり前の女性誌。同店では付録を別途取り出してお客が手に取れるようにした。そうした中でも売れているのが宝島社(以下、宝島)の女性誌『スウィート』。

 1月発売号は1週間で150冊が売れ、他の店舗から回してもらった50冊もあっという間に売り切れた。「1月号は通常号の3倍近い部数を仕入れたが全店舗で完売となった」(雨宮央・文教堂書店営業企画部次長)という。

「一番誌戦略」の大号令 一気に230円値下げ

 出版不況下、業界の2008年度販売金額は、ピークの1996年から25%も減少。大手出版社も巨額の赤字に苦しんでいる。その中で気を吐くのが宝島だ(下グラフ)。冒頭の1月発売の『スウィート』は105万部印刷して97万部売れた。実に消化率92%。

女性誌市場は『sweet』の独り勝ち


 日本ABC協会によれば、09年上期の発行部数は『スウィート』が前年同期比144%、同じく宝島の女性誌『インレッド』が同146%、『スプリング』が120%と、全雑誌の伸び率上位3位を独占した。まさにぶっちぎりの独走態勢。それは緻密な仕掛けが生んだ“必然”だった。
  • 【PR】

企業戦略一覧へ

ビジネス新着情報一覧へ



東洋経済オンラインは、東京証券取引所・大阪証券取引所・名古屋証券取引所・野村総合研究所・ダウ・ジョーンズ・ジャパン(株)・クォンツ・リサーチ株式会社によって提供される情報を用いて、センティリオン株式会社で作成および運営を行い、情報提供をしております。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。