企業戦略

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録

再出発する製紙業界中位、特種東海が命運託す「カーボンナノペーパー」(3) - 09/07/02 | 12:20


 ノイズ吸収の市場規模は40億〜50億円といわれ、当面は年商10億円程度を目標に据える。同時に、カーボンブラックを大きく上回る導電性や、電磁波の熱エネルギー変換機能などに着目した用途開発も進めていく。

 一方カーボンナノファイバーは、アスベストとの類似性も指摘されており、吸引による人体への影響を懸念する向きもある。生産、加工、流通の各過程でそうした問題の発生を防ぐための基準作りも進めている。

 すでに数十社から用途開発のオファーがあり、今は初期評価の段階。うまくいけば連結売上高の10%を超える製品に育つ可能性を秘めているだけに、ここは慎重に育てていく構えだ。今後さらなる統合・淘汰が進む方向の製紙業界にあって、あえて自主独立を標榜し続ける特種東海HD。新たな基幹事業となしうるか否かが、一つの試金石になる。

■業績・事業概要など企業データの詳細はこちら



(小長洋子 =週刊東洋経済)
  • 【PR】

企業戦略一覧へ

ビジネス新着情報一覧へ



東洋経済オンラインは、東京証券取引所・大阪証券取引所・名古屋証券取引所・野村総合研究所・ダウ・ジョーンズ・ジャパン(株)・クォンツ・リサーチ株式会社によって提供される情報を用いて、センティリオン株式会社で作成および運営を行い、情報提供をしております。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。