郵便不正事件を巡る証拠品のフロッピーディスク(FD)改ざん事件で大阪地検特捜部から逮捕者が出た問題にからみ、最高検察庁の伊藤鉄男次席検事は6日の記者会見で「新聞は事実と違う」と不快感をあらわにした。
その例として挙げたのが「時限爆弾」という言葉。一部新聞報道は、「証拠隠滅容疑で逮捕された前田恒彦容疑者が、『FDに時限爆弾を仕掛けた』と同僚検事に伝え、意図的なデータ改ざんを示唆していた」と報じている。伊藤次席検事は「検察官に『誰にも会うな』と言っているなかで、検察官がリークしているということはない。どこから出てきたというのか。現役の検察官が情報を漏らしているということはない」と不満をあらわにした。「(大阪地検の前田恒彦容疑者が)私物のパソコンを使ったことが犯意の証明となるというのも違う」「わざわざ(データ書き換え用の)パソコンソフトを(前田容疑者が自分のパソコンに)入れたというのも事実と違う」と報道への不満をあらわにした。
このほか、会見では「最高検が大阪地検を捜査しているが、最高検に地検への監督責任はないのか」との質問に伊藤次席検事は、「客観的と理解されるような仕事をするしかない。結果を見て批判してもらいたい」とコメント。
前特捜部長の大坪弘道容疑者や前特捜副部長の佐賀元明容疑者への接見禁止が大阪地裁に再度却下された件については、「証拠隠滅の可能性がないからだろう」と答えた。また、「裁判所が本件の事件性を疑っているからでは」との指摘には「それを疑っているのならば拘留自体が認められないはず」と反論した。「接見禁止の却下は異例。裁判所の検察への不信感が背景にあるからでは」との問いには、「それを言うなら検事の逮捕自体が異例」と語気を荒げていた。「本人たち(大坪容疑者や佐賀容疑者)が相当喋っているのだろう」との当て推量も披瀝していた。
伊藤次席の本件での質疑応答会見は前日5日に続き2回目。前田、大坪、佐賀の3容疑者はともに11日に起訴される見通しで、起訴後の会見では会見風景のカメラ撮影が認められることになりそうだ。
(山田雄一郎=東洋経済オンライン)
その例として挙げたのが「時限爆弾」という言葉。一部新聞報道は、「証拠隠滅容疑で逮捕された前田恒彦容疑者が、『FDに時限爆弾を仕掛けた』と同僚検事に伝え、意図的なデータ改ざんを示唆していた」と報じている。伊藤次席検事は「検察官に『誰にも会うな』と言っているなかで、検察官がリークしているということはない。どこから出てきたというのか。現役の検察官が情報を漏らしているということはない」と不満をあらわにした。「(大阪地検の前田恒彦容疑者が)私物のパソコンを使ったことが犯意の証明となるというのも違う」「わざわざ(データ書き換え用の)パソコンソフトを(前田容疑者が自分のパソコンに)入れたというのも事実と違う」と報道への不満をあらわにした。
このほか、会見では「最高検が大阪地検を捜査しているが、最高検に地検への監督責任はないのか」との質問に伊藤次席検事は、「客観的と理解されるような仕事をするしかない。結果を見て批判してもらいたい」とコメント。
前特捜部長の大坪弘道容疑者や前特捜副部長の佐賀元明容疑者への接見禁止が大阪地裁に再度却下された件については、「証拠隠滅の可能性がないからだろう」と答えた。また、「裁判所が本件の事件性を疑っているからでは」との指摘には「それを疑っているのならば拘留自体が認められないはず」と反論した。「接見禁止の却下は異例。裁判所の検察への不信感が背景にあるからでは」との問いには、「それを言うなら検事の逮捕自体が異例」と語気を荒げていた。「本人たち(大坪容疑者や佐賀容疑者)が相当喋っているのだろう」との当て推量も披瀝していた。
伊藤次席の本件での質疑応答会見は前日5日に続き2回目。前田、大坪、佐賀の3容疑者はともに11日に起訴される見通しで、起訴後の会見では会見風景のカメラ撮影が認められることになりそうだ。
(山田雄一郎=東洋経済オンライン)
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