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新卒採用は「氷河期」入り、焦る学生は安定シフト《特集・雇用壊滅》(1) - 09/02/18 | 12:30

 世界景気の急降下が直撃した2009年度の新卒採用戦線。10年3月に卒業予定の大学3年生にとって、ここ2年間バブル期以来の売り手(=学生側)優位に沸いた就職市場は暗転し、かつての「就職氷河期」再来の様相すら呈してきた。

 新卒大学生の就職活動はピークの前倒しが進んでいる(下図参照)。始動が早い学生は、まず3年生の6月から、金融業界が中心に実施するサマーインターンシップ(夏休みの就業体験)に参加。これが採用に直結するケースもある。

 秋口以降、企業の採用計画が公表され、大学の後期試験が始まる1月からは個別企業の説明会が軒並み活況を呈する。ゴールデンウイークまでの約3カ月間に内定が集中し、これを逃せば正社員への道にうまく乗れなくなってしまうため、「3年生に春休みはない」(慶應義塾大学・女子学生)というほどハードになる。

 昨年11月時点では、企業の採用見通しは、「変わらない」が前年比4・3%ポイント減ながら過半数の50・6%を占めていた。「減る」は同8・9%増の15・7%で、大きな縮小を見込む向きは少なかった(リクルートワークス研究所調べ。全国の民間企業7260社を対象)。だが、2〜3月の個別企業の説明会ピークを目前に、企業の態度が急変している。

 「第1志望群として応募を考えていたある大手人材会社は、年明けに、いきなり今年度の採用計画中止をメールで告げてきた」(明治大学・女子学生)。女子学生が語るように、昨年秋口から新卒採用の応募を開始したが、ここに来て採用を取りやめる企業が続出している。

 人材採用コンサルティング会社・ジョブウェブの佐藤孝治社長は「経営者の判断で採用人数の縮小や凍結というケースが、一気に増えている」と分析する。「新卒採用はもっと長期的に取り組むべきだが、業績悪化を受け、今はなりふり構わぬ絞り込みをしている」(佐藤社長)と、朝令暮改的な企業の態度を批判する。

女子大は大幅採用減!? 学生は安定&資格へ

 最も影響が大きそうなのが、ここ数年、一般職での採用拡大の恩恵を受けてきた女子大学の学生。「できるだけ正社員として送り出したい」(清泉女子大学の河野香織・学生部就職課長)のが大学側の本音だが、今年は厳しそうだ。昭和女子大学を例にとると、07年度就職実績は一般職367人、総合職199人。派遣社員は27人で全体の8%弱だった。だが、「メガバンクを中心に採用が絞られれば、派遣社員の選択を迫られる学生の割合も増えるだろう」(武藤空男・進路支援センター長)。

09年度採用スケジュールは不透明

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