世界初!機内生ビール1000円は、安いか高いか?《それゆけ!カナモリさん》(1) - 10/07/31 | 07:10 |
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■上空1万メートルにビール嬢が出現?
夏本番…というより、暑すぎる毎日が続いている。何か涼しい話題を提供したいと思っていたら、ありました。夏と言えばグビグビ生ビール。しかもそれが上空1万メートルで楽しめるというのだ。ANAが世界で初めて機内で注ぐ「樽生ビール」の提供を7月20日より開始したという。通常のビールディスペンサーは、高圧ガスの炭酸ガスボンベを使用するため機内に持ち込みができないが、今回は電機メーカーとの共同開発で航空機内用が実現できたという。そのエポックメイキングなマシンで客室乗務員が手ずから注いでくれる生ビールの価格はつまみ付き400mlで1000円。果たしてそれを安いと見るべきか、高いと見るべきか。
「ANAが世界初、機内で注ぐ「樽生ビール」の提供を開始します」(7月13日News2u.net)
たかが1000円。されど、1000円だ。デフレ価格に慣れきった感覚では4桁は随分と高額に感じてしまうのが否めない。
「今日は頑張ったから、エビスにしちゃおうかな!」と家飲み用に買うプレミアムビールは1缶244円。飲み会でも、「ちょっとリーズナブルな“わたみん家”にしておこうか」ということになれば、スーパードライの中ジョッキが399円だ。
価格設定(プライシング)には3Cの視点が欠かせない。Customer(顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)である。製造や流通コストがいくらぐらいかかり、それに幾ら利益を乗せようか…という自社の事情、「原価志向の価格設定」だけでは当然、売れない。
競合製品と並べて置かれるコンビニエンスストアのナショナルブランド(NB)商品。昨今は流通のプライベートブランド(PB)商品との競争もある。居酒屋も200円台の均一価格居酒屋が乱立し、そこでは中ジョッキもつまみと同じく200円台である。(ビールではなく第3のビール等新ジャンルを用いている場合もあり)。そして、それを選ぶ消費者の選別眼もデフレ不況にさらされて厳しくなっているのだ。そうした環境での価格設定を「競合志向の価格設定」という。
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