ダイバーシティは儲かる。本質は「働くにも買い物するにもよい会社」を目指すこと――パク・ジョアン・スックチャ アパショナータ,Inc.代表/ダイバーシティ経営大賞記念講演(9) - 10/04/16 | 15:13 |
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パク 儒教の影響もあるとも思いますが、実はいま韓国の女性はとても強くなっています。この前、大前研一さんが「最近は韓国の女性がすごく強くなって、日本の女性がちょっと後れている」というお話もしていました。
韓国は、大手企業があまりないので女性の管理職の比率は低いかもしれない。しかし、韓国女性は企業でマネジャーになれなかったら自分で起業する人が多い。できる女性は自分で会社を立ち上げて、バリバリ働いているところはあります。
日本は、まだ終身雇用の部分が残っていて、夫がワイフと子どもたちを経済的に守れる。ワイフのほうも「守ってもらおう」というような状況が日本にはある。しかし、韓国ではもうそれはない。ほかの国でもすでに終身雇用はないから、夫がいま雇用されていても、どのようなポジションにいても、リストラされる可能性がある。それでワイフが働かないというのは、非常に高いリスクです。外国人女性が働きたがっているから、あれだけ就業率が高いのではなく、経済的に選択肢がなく働いている女性も多いのです。日本の女性の管理職比率が低い背景には、こうした面もあると思います。
[当講演は2010年3月17日に開催されました]
パク・ジョアン・スックチャ
アパショナータ,Inc.代表 ワーク/ライフ・コンサルタント
日本生まれ、韓国籍。米国ペンシルベニア大学経済学部卒業。シカゴ大学MBA(経営学修士)取得。米国と日本で米国系企業に5年間勤務。日本に戻り米国系運輸企業に入社。同社にて日本、香港、シンガポール、中国等、太平洋地区での人事、スペシャリストおよび管理職研修企画・実施を手掛ける。2000年2月に退社。同年12月に日本で最初のワーク/ライフ・コンサルタントとして独立し、アパショナータ設立。
「経済」と「IT」を切り口とした独自のワークライフバランス論が、激変するビジネス環境の中、注目を集めている。また、企業にもメリットをもたらす手法で進める在宅勤務導入コンサルティングなどで実績を上げ、企業での在宅勤務(テレワーク)推進に力を注ぐ。米国とアジアに精通したグローバルな経験を生かし、ダイバーシティ(多様性)分野でも活躍している。著書に『会社人間が会社をつぶす―ワーク・ライフ・バランスの提案』(朝日選書:2002年7月10日発行)がある。
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