グローバル時代の成功のカギはダイバーシティ〜「アジア内需」のチャンスを活かす《1》アジアに広がる新たな巨大市場(1) - 11/04/01 | 16:13 |
![]() [+]画像拡大 |
|---|
パク・スックチャ アパショナータ代表
近年、急速に日本企業のグローバル化が進んでいる。要因の1つとして挙げられるのが、少子高齢化などで日本の国内市場の成長力には限界があると予想され、各企業の危機感が高まっていることだ。
ただ熾烈なグローバル競争において成功するためには、主に国内だけで活動していたときと同じ意識や行動では対応できない。グローバルでの多様性/ダイバーシティの必然性を理解し、意識を高めていくことが不可欠となるのだ。
この連載では、今後大きなチャンスをもたらす可能性が高いアジア地域の魅力やアジアでのダイバーシティの実態をご紹介し、さらに日本企業がどのようにアジア市場を活用していくべきかをご提案していきたい。
2008年のリーマンショック以降、世界経済は穏やかな回復基調に入っているが、中でもアジア諸国のスピード感のある発展が目覚ましい。アジアの世界に占めるGDPシェアの割合は、00年の17.7%から15年には30%を超える見込みだ。欧米が失速懸念のある中、今後もアジアは世界経済の中での存在感を増していくだろう。
片や日本は、消費市場の飽和感が強いだけでなく、05年からすでに世界最速といわれる人口減少が始まり、内需が継続的に縮小することは避けられない。
このような中、著しく成長するアジアが注目を浴び「アジア内需」という言葉がしばしば使われるようになった。「アジア内需」とはアジア市場を日本の「内需」としてとらえる考え方である。関心が高まる背景は、「アジア内需」を取り込むことで日本の経済発展につながる成長戦略になりうるからだ。実際、日本の上場企業の地域別営業利益でアジアは、00年の6%から10年には27%まで伸びており、日本企業のアジアシフトはさらに進む勢いである。
さて、世界から強い関心を持たれているアジアの特徴は下記の4つである。
1)巨大な人口
アジア全体の総人口は33億人で、世界総人口68億人の半分近くを占めるほど巨大だ。大規模な人口は、所得水準の向上で「大消費市場」となる可能性を秘めている。
- 【PR】
- 女性部長数ランキング・トップ69、日本IBMが271人と大差で首位、2位富士通、3位NEC《CSR企業総覧2012年版・注目ランキング》 -12/02/22
- ピラミッド型ではなく、一人ひとりが表面積を担う球の組織――三原一晃・DeNAヒューマンリソース本部人材開発部長に聞く -12/02/22
- 外国人管理職人数ランキングトップ62、首位は日本IBM58人、1人以上存在する企業はわずか112社《CSR企業総覧2012年版・注目ランキング》 -12/02/14
- 同志社大学・太田肇教授の新モチベーション論(第9回)――重層的な表彰制度が社員のモチベーションを向上させる -12/02/14
- あなたにも出来る!社労士合格体験記(第44回)――社労士試験では「飲食店」の例外を押さえよう -12/02/14
- 韓国鋼材流入に泣く日本、通商措置断行も視野 -12/02/23
- 国民番号制(マイナンバー)導入まで3年、交錯する期待と不安 -12/02/23
- 1万点の商品のうち、9割がプライベートブランドです――緒方大助・らでぃっしゅぼーや社長(第5回) -12/02/23
- ロシア経済、潜在力は魅力だが、見えない「近代化」策 -12/02/23
- 韓国企業、「危機」を感じながらも、2012年も「攻め」が続く -12/02/22
【東洋経済オススメ情報】

















