ワインの近代化 その1 その背景:科学の発展《ワイン片手に経営論》第10回(1) - 09/06/28 | 08:00 |
![]() [+]画像拡大 |
|---|
■科学の本質は「分ける」こと
科学とは、そもそも何なのでしょうか?広辞苑によると次のような定義が記されています。「観察された実験など経験的手続きによって実証された法則的・体系的知識。また、個別の専門分野に分かれた学問の総称。物理・化学・生物学などの自然科学が科学の典型であるとされるが、経済学・法学などの社会科学、心理学・言語学などの人間科学もある」。
また、新漢語林という漢和辞典で「科」を調べると次のように書かれていました。『(1)しな。品等。等級。(2)ほど。程度。きりめ。区分。(3)すじ。箇条。条目…(4)類別。区分。「文科・理科」…』。
第1回のコラムでも記しましたが、「科学」という言葉が持つ一つの本質は、「分ける」ということです。「分ける」とはモノゴトが「分かる」ということであり、そのためには「分析的視点」でモノゴトを大雑把にではなく、ひとつひとつ丁寧に見ることが必要です。
分析的視点とは、「木」を見るにあたって、根・(茎)幹・枝・葉・花、さらに花を花弁・おしべ・めしべ・がくといったように一つひとつ観察することです。これは、一つひとつの細部を「意識」することであり、その細部がどういう「メカニズム」で、どう組みあがって「全体を構成」しているのかを明らかにしようというのが、「科学」の一つのアプローチです。
ただし、このアプローチには欠点も存在し、幾ら分析的に細部を観察しても何も分からないこともあります。例えば、人間という生命の謎を解き明かすために、人間を細かく分けて、しまいには細胞、さらには遺伝子まで観察してみるのですが、なぜ人間という自律的生命が動いているのか、循環器系、骨格系、神経系、筋肉系、生殖系という系がどうして機能しているのか、実はよく分かっていません。
では、なぜ科学(≒分解)するのか。それは、17世紀のころに遡って科学の歴史を振り返ると分ってきます。
- 転職市場は09年4月を底にゆるやかに改善 -10/02/08
- シェリーメイに大行列! ダッフィーを生かしたディズニーの巧みな戦略 -10/02/06
- 高給ビジネスマンは、学生人気の高い企業を奨めない -10/02/05
- インド人スタッフの時間感覚と勤怠管理――時間管理法の変更を迫られる日本企業 -10/02/01
- 《ワイン片手に経営論》第20回 ワイン造りの時代の転換点に立って -10/01/31
- 格安品台頭で急変する化粧品市場、岐路に立つ大手各社の高付加価値戦略 -10/02/09
- 数千万円のキャンセル料を支払ってジョージアのCMを作りました――日本コカ・コーラ会長・魚谷雅彦(Part4) -10/02/09
- 過熱する銅争奪戦、日本勢も巨費を投入 -10/02/09
- 広がるトヨタバッシング、収束不能のリコール問題に加え、プリウスも火種に -10/02/09
- 経団連次期会長の手腕、化学業界「2位」から意外な抜擢だが… -10/02/08























