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奥野順・中央三井信託銀行社長――新信託銀行『三井住友信託』は最大であるだけでなく質的に最強にする(1) - 10/02/02 | 11:10


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 中央三井トラスト・ホールディングス(8309)は住友信託銀行(8403)と2011年4月に持ち株会社方式で統合、12年4月に傘下の中央三井信託銀行と三井アセット信託銀行が、住友信託銀行と3行合併を行うことを昨年11月に発表した。新信託の名前は「三井住友信託銀行」となる。

 統合に先立ち、持ち株会社と傘下の中央三井信託銀行社長を兼務していた田辺和夫社長が、「統合作業に専念したい」として、中央三井信託銀行の社長を奥野順社長にバトンタッチした。2月1日に就任した奥野社長に、抱負や課題として残されている公的資金約2000億円の返済計画について聞いた。

――新年度、統合に向けた抱負は?

 住友信託銀行との統合で最大規模の信託銀行が誕生する。しかし、当然、規模だけでは不満足で、質的にも最高水準の信託銀行を目指す。私は「最大最強の信託銀行」と呼んでいる。
 
 「質的に」とは、お客様へのサービス力、提案力であり、収益面でも最高水準を目指す。2年後に2ステップの統合を終えたときには、それを達成している状態に持っていきたい。

――具体的には?

 2008年度は減損処理が響き赤字に陥ったが、それは一時的な要因だ。ただ、銀行は全体の景気が良くならないと収益が上がっていかない面がある。グローバルな構造変化の影響で落ち込んでおり、飛躍的に収益を改善させるのは難しい。
 
 しかし、住友信託とお互いに良いところを吸収し合っていく。収益面ではシナジーが発揮できる補完関係があり伸ばしていける。システム統合でコスト面でも効率化が図れる。2年後の完全統合前に、できることはどんどんやっていく。

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