中国だけではだめなのです 百度は中国企業じゃないから(3) - 08/02/19 | 06:00 |
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――社外取締役に出井伸之・前ソニーCEOを迎えました。そもそもの出会いは。
数年前に日本で開かれたある会合で初めてお会いしました。話してみると非常にウマが合う。「百度を日本でやりたい。何かアドバイスを」と請うと、出井さんは「最も重要なのは、事業にふさわしい人材を探すことだ」と言われました。これは実に正しい。僕もすべての成功は人から始まると思います。
出井さんはソニーというグローバル企業で一時代を支えました。過去の成功、失敗すべて含めて、非常に貴重な経験を重ねてこられた。世界でも現在も尊敬されているビジネスパーソンの一人です。百度というグローバル展開の第一歩をやっと踏み出し、しかも日本市場にその足を踏み入れた企業にとって、出井さんは値のつけようのない極めて貴重な人材です。
――一方で、百度と同じく中国ネット業界を代表するアリババ・ドットコムはソフトバンクと提携しており、アリババの馬雲CEOも孫正義社長と意気投合しています。対立する日中陣営ができたのでしょうか。
狙ってそうしたわけではありません。百度は他の会社の判断を見て行動しているのではありませんから。
――日本での潜在的な提携相手として楽天の名前を挙げられたことがありましたね。
ええ。でも今のところ、発表できるようなお話はありません。まだいろいろな選択肢を検討しているところです。もちろんパートナーを求めてはいますが、軽率には協力者を見定められませんね。どんな企業が日本にあるのか、もう少し深い次元から理解したい。
――提携相手として、通信業者という選択肢もあります。日本のヤフーも今、携帯サイトで伸びています。
確かにモバイル・インターネットはチャンスです。日本の主要な通信事業者は3社ありますよね。そのうち、ソフトバンクにはヤフーがありますから、残っているのは2社。選択肢は限られています。まだどちらとも具体的な話はしていませんが。これまで1年間、日本に来るたびにネット系やメディア系、テレコム系などいろんな企業と接触していますがとにかくいろいろな人に会って理解を深めたいと思っています。
――日本でも将来、上場しますか。
可能性は否定しません。すでに上場しているナスダックでの株価は、06年1月に60”ほどだったのが、今は270”に届いています。でも、この評価にまだ満足はできません。はっきり言うなら、外部の評価には永遠に満足しないでしょう。百度はまだ、外部の誰も気づいていない大きな潜在的発展力を秘めていますから。僕自身は百度の株を売ったことはありません。これから、まだまだ成長するという自信がありますから。
(聞き手:杉本りうこ)
profile
り・いえんほん(ロビン・リー)●1968年山西省出身。北京大学卒業後、ニューヨーク州立大学バファロー校に留学。インフォシークの検索エンジン設計などを経て、99年に百度設立。
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