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中国広州・リトルアフリカ現地ルポ――“アジアのブルックリン”現る! 20万人が一獲千金を夢見る街 (3) - 10/01/21 | 08:05



 06年、ビザ取得費用や資本金として1万ドルを元手に単身広州へ来た。母国では輸入中古車が多く、修理部品の需要が高いことを見込み、部品貿易会社を設立。事業は順調に拡大し、今では広州の本社のほか母国とガーナに販売店3店を開くまでになった。現在はアンゴラへの出店準備で忙しい。

 成功の秘訣は「取引する中国メーカーの地道な開拓。中国製品はどれも低価格だが、品質は玉石混淆。低品質の品をつかまされて顧客の信頼を失わないように、優良な製造者を探すことが大事だ」。

 日本製品なら品質の問題はないと思いつつも、価格が高く手が出ない。「ナイジェリアでは今や、あらゆる市場で中国製品があふれている。母国の消費経済は中国に支えられている」と話す。

「アフリカ向け輸出は価格要求が厳しい」と語る佐藤さん 広州在住の個人貿易商で、アフリカ商人との交流が深い佐藤進哉さん(写真左)によると、「彼らが求める商品は、150元(約2100円)以下のDVDプレーヤーなど、超のつく低価格品。BRICs、VISTAに続く巨大消費市場とはいえ、日系メーカーにはとても食い込めないような価格帯」と言う。

 刺激的なのは価格だけではない。広東省のある家電卸業者は、タンザニアなどの顧客を抱え、もっぱらアフリカ向けに製品を卸している。

 「人気は薄型テレビ。ソニー、サムスン電子の製品がとりわけよく売れる。ただしどれもコピー品だがね」。

 アフリカ人街では日韓ブランドの家電を多数見掛けるが、大半が海賊品。正規品の半額以下で入手できる。

 だがあまたのアフリカ商人が単純貿易のモデルでしのぎを削っている以上、成功できるのはごく一握りにすぎない。
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