iPad対抗の急先鋒 ウルトラブックの実力(1) - 12/01/20 | 12:03

「薄くて軽くて起動が速い。スマートフォン(以下、スマホ)やタブレットPCのように気軽に持ち歩いて使えます」
家電量販店の書き入れ時である12月。パソコン売り場の店員が数ある商品の中でも、特に熱を入れて宣伝し、客を引き付けていた新商品がある。ウルトラブックだ。
ウルトラブックとは、半導体大手インテルが規格を提唱する新しいノートパソコンのこと。厚さ21ミリメートル以下、重さ約1キログラム超と持ち運びに適していながら、5〜8時間程度はバッテリーが持続する。起動時間が数秒と短く、パソコンの心臓部に当たる中央演算処理装置(以下、CPU)はインテルの最新版を搭載しないとウルトラブックと認定されないため、処理能力も高い。
東芝や中国、台湾勢が11〜12月に発売すると、量販店の店頭で一時在庫が切れるなど好調な出足。富士通やNECパーソナルコンピュータなどは今春にも発売する。
タブレットの拡大に乗り遅れたインテル
インテルがウルトラブックの規格を打ち出した背景には、拡大するスマホやタブレットに乗り遅れた危機感が垣間見える。
IT業界は「同じ機能を持った多くの端末が争う“戦国時代”に突入している」(パソコンメーカー幹部)。2011年にはスマホの出荷台数がパソコンを抜き、タブレットも着実に成長(グラフ)。「パソコン市場はスマホやタブレットに侵食されている」(同幹部)。

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