産業・業界

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに登録

自動車教習所が窮地に! 「免許離れ」が深刻化(2) - 09/02/06 | 12:30




 埼玉のファインモータースクールでは、ガソリン代を節約できる「エコドライブ教習」を日本で初めて導入。免許の新規取得者だけでなく所有者への講習も手掛け、「人生で一度きりの場所ではなく、リピーターとして何度も来てもらえる場所にしたい」(臼田和弘社長)と意気込む。

 新市場開拓に意欲的な教習所もある。東京のコヤマドライビングスクールでは、日本在住の外国人向けに英語での教習プランを設置。また企業向けの安全運転講習や子育てママ、障害者向けなど多くのプランをそろえ、「運転を切り口にいろいろやれることを考える」(小山甚一社長)。

 だが、「そうした知恵のあるサービスは業界ではまだ一部」と、教習所業界に詳しいモータージャーナリストの菰田(こもだ)潔氏は語る。菰田氏は教習所に新たな経営の柱が育たない背景として、長年の体質の問題を指摘する。「教習所は数十年間、公安委員会のガイドラインに従っていればよかった。そのため“知恵”が必要な時代になっても、アイデアを生み出せない」。

 過度の値下げはサービスの劣化を招き、運転教習の要である「安全」にも影響を与えかねない。今年も2〜3月の繁忙シーズンを迎えるが、免許離れが深刻化する中、安さ以外の新たな魅力を提示できるか。教習所の“知恵”があらためて問われている。


教習所の供給過剰は深刻化

(許斐健太 撮影:風間仁一郎 =週刊東洋経済)
  • 【PR】

産業・業界一覧へ

ビジネス新着情報一覧へ



東洋経済オンラインは、東京証券取引所・大阪証券取引所・名古屋証券取引所・野村総合研究所・ダウ・ジョーンズ・ジャパン(株)・クォンツ・リサーチ株式会社によって提供される情報を用いて、センティリオン株式会社で作成および運営を行い、情報提供をしております。 日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。