ブラックロック証券 : 最も元気な資産運用会社に、最も元気な資産運用手段が加わった。

制作・東洋経済広告企画制作部
ETFへの資金流入が続く背景
 ブラックロックがこの状況でも勢いを保ち続ける資産運用会社なら、ETFはこの状況でも勢いを保ち続ける資産運用手段だ。米国での金融不安以降、雪崩を打ってキャッシュに戻ろうとする資金の流れにあって、ほとんど唯一の例外がETFであり、他から流出する資金に扉を開いていたが、このうねりは昨年になっても衰えなかった。7月末の純資産残高が8620億ドルに達して過去最高を記録したのも束の間、翌8月、そして9月末には9335億ドルと3カ月連続で過去最高記録を更新しているのである。

「世界のETF市場の時価総額推移」の棒グラフと「世界におけるETF運用会社の純資産残高」の円グラフ


ブラックロック証券株式会社取締役 iシェアーズ事業部長 関塚 健太郎   「背景には大きく三つの要因が考えられます」。ブラックロック証券の関塚健太郎取締役 i シェアーズ事業部長は説く。「流動性と透明性、そしてカウンターパーティーリスクです。 いざ金融危機になってみると、一部のヘッジファンドでは資金をキャッシュに戻すのが難しく、金融商品の中身はわかりにくく、そして取引相手の実態も見えていなかった。大丈夫だろうという期待がことごとく覆されました。こうした過信の教訓が、証券取引所で売買できるインデックス・ファンドともいえるETFへと目を向けさせたのです」。

 ETFの運用会社はそれぞれの指数と連動させるための個別銘柄の組み合わせを日々公開している。商品の組成がガラス張りで規格化されているうえに、売買の場は共通のインフラである証券取引所。流通市場の流動性が潤沢に確保されているばかりでなく、設定交換方式によって発行市場の流動性をも備えている。しかも、経費率の設定は合理的であり、おのずと投資家は危機感が強まるほどに投資の原点に根ざした商品であるETFへ向かうことになった。米国では、この10年あまりの間に米国の株式市場に起きた、最も輝かしい成功物語がETFという指摘すらある。