制作・東洋経済広告企画制作部

最も元気な資産運用会社に、
最も元気な資産運用手段が加わった。

ビジネスアスペクト ブラックロック証券

昨年12月1日、ブラックロックによるバークレイズ・グローバル・インベスターズ(BGI)の統合が成立。新生ブラックロックが発足した。ブラックロックといえば、2008年秋からの世界的な金融危機のなかでさらに存在感を際立たせてきた資産運用会社。そしてBGIといえば、昨年過去最高残高を更新し続けたETF(上場投資信託)の代名詞ともいえる「i シェアーズ」の運用会社。この状況でも勢いを保ち続ける資産運用会社が、この状況でも勢いを保ち続ける資産運用手段を手にしたことになる。その意味するものは、統合がもたらした他を圧倒する規模以上に大きい。新生ブラックロックにとっても。そして、「i シェアーズ」にとっても。
両社の統合が意味するもの
 ブラックロックと聞いて、2006年のメリルリンチ・インベストメント・マネージャーズの統合を思い出す読者は多いかもしれない。 資産運用会社では過去最大規模のM&A案件として注目を集めたが、今回のBGIの案件はそれをはるかに上回る。1988年、モーゲージのブティックとして出発したブラックロックは設立後21年の時を経て資産運用残高3兆1900億ドルと、2位を2倍以上も上回る世界最大の資産運用会社になった。

 大躍進と脆さは通常はコインの裏表だが、ブラックロックは世界的な金融危機のなかでもさらに存在感を際立たせてきている。 08年末の資産運用残高は1兆3072億ドルと07年末時点からわずかに減少したものの、これは株式の評価損が主因。フローベースでみれば資産は逃げなかったどころか前年を上回る額を新たに獲得した。このあたりの強靭さと安定感の背景についてはブラックロック・ジャパンの有田浩之代表取締役副社長へのインタビューを参照いただくとして、ここで押さえておきたいのは、ブラックロックがスケールを増すにつれて資産運用会社としの組織力を高めていったことだ。

 05年末から08年末までの3年間で資産運用残高は約3倍に急増したが、この間、預り資産の7割近くを占めていた債券は4割を切るまでに低下。代わって、株式・バランス型が2割を上回るようになり、運用手数料では逆転している。こうした総合的な運用力強化の流れでみれば、今回のBGIの統合がいかに大きな節目であるかがわかるだろう。アクティブ運用に強いブラックロックとインデックス運用に強いBGIが一体になれば、1社で顧客の多様な要望に応えることのできる資産運用会社が誕生することになる。しかも、そのサービスメニューのなかにはETFの代名詞となっている「i シェアーズ」があるのだ。その規模も含めて、これほどまでに強力な資産運用会社は例がなかった。